月別アーカイブ: 2015年8月

出店のご報告 & カワハギ竿

まず、ご報告ですが、10月31日~11月1日に行われる、蒲郡のくらふとフェア蒲郡2015と、12月12日~13日に開催されるクリエイターズマーケットへの出店が決定しました。
みなさん、ぜひ当ブースにいらっしゃってください。

さて、カワハギ竿ですが、尻手の部分だけがまだ塗り終わっていないので、塗っていますが、いい色が出てくれません。
ここのところは、涼しくなったとはいえ、雨続きなのが原因のような気がしています。

本当に、色物は思った通りになってくれなくて困ってしまいますね。

P1120289

P1120291

リールシートの部分と、尻手部分は同じような色で塗っているのですが、リールシートの部分はきれいな赤になっているのに比べて、尻手の部分は暗い赤になってしまっています。

同じように、青に塗った竿もあるのですが、真っ暗な青になってしまいました。

P1120106

写真だけ見ると、黒にしか見えません。
もうひと塗りしたいのですが、しばらくは雨続きなので、どうしようか悩みどころです。

ヘチ竿・筏竿の調子

今作っているヘチ竿は、ヘチ竿とは言いつつも、かなり細い穂先に、細い布袋竹で、非常に軟調子の竿です。
ちょうど、ヘチ竿のリールシートの取り付けが始まったので、どのくらいしなるか、負荷をかけて試してみました。

まずは手元です。

P1120104

まだまだ、リールシートの取り付けに入ったばかりなので、糸目も消えていませんが、手元は超コンパクトです。滑り止めに麻糸をまきました。

これに、500gのペットボトルをぶら下げてみました。500gなので錘でいうと、130号くらいの錘をぶら下げたイメージです。

P1120099

かなり細身の竿なので、500gでこのしなりです。
印籠継ぎの2本継ぎ、2.4mくらいの竿です。非常にいいしなりです。

次に、まだリールシートつけていませんが、筏竿も試してみました。
こちらの手元は、藤と麻を交互に巻いています。

P1120105

こちらは、全長1.5mなので、ヘチ竿の半分くらいの長さしかありませんが、こちらもいいしなりです。

P1120102

リールシートがついてないので、リールは手持ちです。

あと、1か月ほどで完成です。
どちらの竿も、釣れた時には非常に楽しませてくれることでしょう。

ルアー竿

ルアー竿の赤が乾きました。

ひょっとすると、一日で乾いていたのかもしれないのですが、中までしっかり乾くようしばらく置いておきました。

P1120074

思っていた以上にいい色です。この赤は非常に色が出やすいので、気に入りました。これを研ぎ出して行きます。相変わらずですが、パーツが多いので時間がかかりました。研ぎ出しだけで3時間ほどかかりました。

P1120078

悪くないです。乾いているので最終の感じとはだいぶ違いますが、これで生上味を塗れば艶が出て非常にいい感じになるでしょう。

このあと、胴塗りに入るので、瀬〆で胴をふき漆しました。

これ以外にも、ヘチ竿も胴塗りに入りました。ただ、このヘチ竿、調子がヘチ竿ぽくないような気がします。調子的にはショアからのルアーで使えそうな感じなので、ルアー竿にしてしまおうか悩みどころです。

シテさんでのイベント@2015/9/13

今回はお知らせです。

2015年9月13日に、名古屋市緑区のレンタルスペース シテさんを借りて、和竿の販売会を行います。

ちょうど作りかけの筏竿や、ヘチ竿があるので、それをベースに、場合によっては手元の位置とかガイドの位置を好みに合わせて調整して販売することもできます。

もちろん、完成品のカワハギ竿やキス竿、真鯛用の竿なども展示・販売いたします。

ぜひ皆さんいらしてください。

イベント

ヘチ竿

昨日に続き、いろいろ進めました。

まずは、ルアー竿で、昨日もう一回赤を塗りたいと思っていたところに、赤を塗りました。本朱と赤口を混ぜて色を出しました。すぐに室に入れしまったので、写真はありません。

また、カワハギ竿の覆輪が乾いたので、取り出しました。さすが、夏だけあって乾きが早いです。白の漆で塗りましたが、やっぱりグレーになっちゃいました。ただ、色粉を多めにしたせいか、茶色があまり出ませんでした。今後、色が抜けてくれることを祈ります。

P1120070

P1120072

写真で見るとまっ黒ですが、黒の下地に赤を入れて研ぎ出しています。
穂先がグラスのカワハギ竿は、手元の接着が終われば完成です。ただ、今マスキングテープを張ると、覆輪の白の漆がはがれてしまうかもしれませんので、しばらく置いておきます。

ナガスクジラ穂先のほうは、まだ尻手を取り付けていないので、今後は尻手の取り付けに入ります。

次に、ヘチ竿の印籠と、肘あてが入る部分を仕上げました。
印籠は、ちょっと太めになってしまったかもしれません。かなりギリギリになってしまいました。

P1120068

P1120067

ただ、肘あてがつくとそれっぽく見えますね。

肘あては、ふき漆で仕上げていこうと思います。

ルアー竿 & ヘチ竿

お盆も近くなり、時間が取れたので、竿の作成も一気に進めました。

まず、室に入れていたルアー竿の研ぎ出しです。赤、赤、白めの赤、赤(赤は全部色を変えてます)で、塗ったのを研ぎ出しました。なにせ、細かいパーツが多いので、研ぎ出しには時間がかかりました。全部で3時間くらいかかったでしょうか。

組み立てた感じは、下のようになります。

P1120042

写真ではちょっと暗くなってしまいました。

IMG_2007

白がちょっと白すぎた気がします。この時期なので、あまりいい色が出ないかと思ったのですが、赤の部分の明るいところはいい感じです。
暗い赤の部分が暗すぎる感じになってしまいましたが、暗い部分は山立てした関係上、これ以上明るくできないので仕方がないです。白の部分がちょっと目立つので、白は少なめにしたほうが良かったかもしれません。

まだ、凸凹しているので、もう一回赤を塗ろうと思います。

次は、ヘチ竿です。ヘチ竿はこの竿とは別にもう2本作っており、1本は胴塗りに、もう1本は継ぎの部分の黒漆塗りに入りましたが、並行して作り始めました。

P1120044

手元は布袋竹です。肘あてを付けるため、竿尻にも糸をまきました。

写真を撮って気づいたのですが、これでは継いだ下の節の下の部分が弱いので、筋巻きを入れました。

P1120046

これで強度的にも大丈夫でしょう。

今日は、このほかに、筏竿ともう一本のヘチ竿の胴塗り(仕上げの生上味の1回目)と、カワハギ竿2本の覆輪を書きました。

カワハギ竿は、これが乾けば完成です。