月別アーカイブ: 2015年5月

ワカサギ竿

筏竿を作ると同時に手掛けていたワカサギ竿が形になってきました。

といっても、ワカサギ釣りをしないので、どんな竿がいいのか全く分かっていないのですが、錘が1g~1号位で使えるように、グラスを選びました。手元はすべり止めに麻糸をまいています。
ドーム船や、氷に穴開けて釣るとかではなく、入鹿池とかのボート釣りで使えるように、ちょっと長めに仕上げています。

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穂先は0.3mmと非常に細いです。簡単に折れてしまいそうなので、穂鞘を作りました。
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穂先部分はさやの中に完全に収納できます。栓に穂先がぴったり合うようにしたので、取り出す時に鞘の中に穂先が引っかかって取れないということはありません。

この竿は手元だけが竹なので、和竿といえるのか?という感じがするので、サンプル的に作ってみようかと思って作り始めました。

とにかく安く仕上げたかったので、ガイドは針金をまいただけの石が入っていないタイプを使いました。
石が入っていないためガイド自体が非常に軽く、竿を水平に持った時に、穂先がガイドの重みで垂れ下がってしまうということはほとんどありません。

ただ、ガイドの取り付けが大変で、とにかく時間かかりました。このガイドの取り付けはもう二度とやりたくないです。

クリマのブースが決定しました

クリマ事務局から案内が来ました。

今回のブースは、E-66です。みなさん、ぜひブースにお立ち寄りいただき竿を見てください。

さて、写真がないのですが、ルアー竿を作り始めました。

北海道に出張するときに、持ち運びしやすい竿がほしいと前々から思っていたので、作ることにしました。
全長は2.4~3mくらい。4本継で80㎝以内の仕舞寸法になる感じで考えています。

竹の節の関係で、継の位置がうまく合ってくれないことが多く、会う竹を選ぶのがむつかしいのですが、穂先はすべてグラスで、そのまま印籠として穂持ちに継ぐようにすることで、うまく節が合うようにしました。

まずは、矯めと、切り組み、節磨き、きしゃぎまでを終えています。

ルアー竿なので、落ち着いた感じというよりは、ちょっと派手めの塗りにしたいところですが、いまから楽しみです。

タナゴ竿

せっかくのGWですが、仕事で北海道に来ています。
北海道に来てまでも竿作りする必要は無いのですが、タナゴ竿を作ろうと材料と道具を持ってきました。

矯めた状態で持ってきたので、節磨きを行い、パテを張って、糸巻き、瀬〆まで塗りました。ただ、矯めてきたにもかかわらずかなり戻ってきてしまっていますね…

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全部で5本分持ってきたのですが、限られた状態なので、同時に塗りが出来るのは3本だけです。さらに言うと、室もないので、あるもので簡易的に作りました。

手元も穴があけられないので、後回しです。さすがにドリルは持って来れないので、こればかりは仕方が無いですね。

時間があればなんとか釣りに行きたいと思っていましたが、本業の予定通り進んだので、空き時間を見繕って行きました。ただ、持って来れる竿の関係で、今回はフライです。

フライでやるには時期的に非常に悪いのですが、ここのところ暖かいので一途の望みにかけてみました。

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近くの川から、ちょっと遠くの川まで3カ所ほど回ってみましたが、どこも撃沈でした。濁りも取れているし1匹くらい顔が見えるかと思ったのですが、そんなに甘くはなかったです。

海にも行けるよう、遠征時に簡単に持ち運べるルアー竿を作っておいた方が良さそうです。