月別アーカイブ: 2015年4月

フナ竿、筏竿、ビシアジ竿完成

いろいろたまっていた竿を、仕上げの矯めを行いました。

まずはフナ竿。

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3本仕舞いの、7本継です。竿袋も作りました。

替えの手元はまだ塗りの最中なので、そちらが出来たらまたアップしたいと思います。

また、筏竿、ビシアジ竿も完成です。
筏竿はかなり曲がっており、直せるか心配でしたがうまく直せました。

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穂先が折れそうなので、穂鞘でカバーです。

こちらもフェルールを取り付けて完了です。

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フナ竿

フナ竿の胴塗りを始めました。

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刷毛塗りで2回塗ったところです。

最後にブログにアップしたのは、切り組んだ所だったので、そこから3ヶ月ほどかけて継口の仕上げのところをゆっくり仕上げ、ようやくここまで来ました。

この竿は7本継の12尺と長いので、6本継、5本継、4本継でも使えるようにしようと思い、手元だけ3つ作り始めました。
手元は、へら竿のような形にする予定で、新聞を巻いたのですが、良い形になってくれないので、パテを貼ってしまいました。

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とりあえず2本だけ削ってみましたが、これが思ったより大変かも。もう1本は後日仕上げます。

この後、持ち手の部分を悩んでいます。藤を巻くと格好がいいのですが、3本もあるとかなり高くなってしまうので、凧糸か麻糸で仕上げる方向で考えています。

ビシアジ・筏竿

ビシアジと筏竿がほぼ完成しました。

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あとは、接着して上げ矯めするだけです。

最後の覆輪は、ピンクっぽくしたかったので、赤に白の粉を混ぜたのですが、なぜか紫に…

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言い方によってはピンクと言えなくもないですが、穂先を塗ったパールの赤とくらべても、ほとんど同じくらいの紫です。
ここまで紫になると、これはこれで次の色の出し方で楽しめそうです。ちょうど雨が降ったタイミングで塗った関係もあるので、同じ色が次出にもせるかどうかはわかりませんが、次回もやってみたいと思います。
特にこの紫は、女性向けに作る場合には、良い感じになるかもしれません。

この二つの竿は、筏竿はフカセで使えるように、ビシアジは100号以上の錘で使うように作っているので、穂先の太さが全く違います。

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こうやって写真で見ると、それほど違いは無いのですが、柔らかさは全然違いますね。筏竿と比べると、ビシアジの竿はただの棒に見えてきます。

ビシアジはガイドがSiCのムーチンガイドとなっています。筏の方はハードガイドです。ただ、筏竿はガイドの取り付け数が多く、さらにガイド自体が小さいので本当に大変でした。

塗りは、赤の山立てに金粉を入れ研ぎ出しています。
冬場に塗ったこともあり、赤が良い色しています。

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