月別アーカイブ: 2016年7月

イベント情報:名古屋三越 栄店

8月13日~14日に名古屋三越の栄店の5F紳士服で、展示・販売を行います。

イベントチラシ

以前Instagramにも矯めた竹を載せましたが、それを使って、ちょっと短めの布袋竹を使ってのべ竿を作ります。この長さであれば、何とか持ち帰れる長さでしょう。
用水路でのタナゴ~小鮒や、手長エビ釣りに使える長さです。

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さすがに当日限りのイベントなので、継ぎやガイドづけはできないですし、漆塗りもできないですが、リリアンをつけて竿の形にします。
大人の方であれば節を落とすところからできるといいと思っています。

また、仕掛け巻きの自作ワークショップも行います。チラシにあるような、仕掛けまきを作ります。

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これ以外にも、私の竿を含めて、師匠の竿など「望保一門」の竿も展示・販売しますので、みなさんぜひいらしてください。

タナゴ竿

タナゴ竿ですが、下塗りが終わったので、変り塗りに入りました。
どんな塗りにしようか悩んでいましたが、結局金箔を散らしました。

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これが乾いたら、胴塗りに入ります。

また、昨日師匠のところに行き、鰯鯨の穂先と、布袋竹の手元を仕入れてきました。

鰯鯨は45cmの長物です。カワハギ竿でも作ろうと思います。

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手元は、淡竹も含めてもう少しもらって来たかったのですが、電車で持ち運ぶには3本が限界でした。次回行ったときにでも改めて仕入れようと思います。

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キス竿の完成

ようやくキス竿が完成しました。(写真ではまだ手元の接着前です)

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全長1.8m 3本継です。
黒の山立てに金箔をはって梨地漆で仕上げています。時間がたつにつれて梨地漆の色がだんだん薄くなってきて、きれいになることでしょう。
シックな感じにしたかったので、覆輪は銀色です。

この竿は塗をちょっと失敗していることもあり、非売品となる予定です。和竿を使ってみたいという人に貸し出してみるのもいいかもしれません。

実は、これなら飛行機内に持ち込みできると思って作ったのですが、ほんのちょっとだけ長くて持ち込みできませんでした・・・
そのため、もうちょっと短い竿も作成しようと思っています。

また、ちょっと前の釣りで壊してしまったガイドの取り付けも完了しました。

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上が修復したもの、下が元の状態です。この時期に色粉を入れているので、同じ色が出せるか不安でしたが、ほとんど同じ色で戻せました。まだ、ほんのちょっとだけ濃いですが、時間がたてば同じ色になることでしょう。

タナゴ竿

久しぶりにタナゴ竿を作り始めました。

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仕舞寸法が24cmの9本継の予定です。ただ、この時点ではいい手元が見つからなかったのと、穂先がない状態です。

手元は淡竹にしたかったのですが、結局いいのが見つからないので、矢竹で作りました。
穂先は削り穂ですが、布袋竹の先っぽとか、いい感じのグラスの余りがあるので、3種類使えるようにするのもありかな・・と思っています。

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3本仕舞いです。

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軽くつなげた感じだと、しなりは悪くないです。

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塗りをどうしようか悩んでいます。黒ですっきり仕上げたいのですが、ワンポイントみたいなものは入れたいですね。
金箔でも散らしてみようかな。

カワハギ竿と真鯛竿の切り組

先日のクリマで在庫が減ってしまいました。ちょうど竹が入ったので、何本か矯めてみました。

張りがあるいい竹だったので、在庫がなくなってしまった竿ではなく、カワハギ竿ともう真鯛用の竿に仕上げようと思います。
カワハギ竿の穂先は手元にあるグラスがありましたが、真鯛の穂先がなかったので穂先0.8mm、手元が6mmで、長さ90㎝のグラスを切断、削り出して調子を出すことにしました。

調子出しは後にして、まずは切り組です。

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カワハギ竿は約1.8m、真鯛のほうは2.1mくらいになるように切り組ました。

手元は淡竹を使いました。根付きではないですが、きれいな肌の竹です。どのような塗りにするか、今から悩みますね。

前回作ったのも真鯛用とカワハギ用だったので、次はもう少し違う竿を作ろうと思います。