ひとつテンヤ胴塗り拭き漆1回目

生上味での一回目の拭き漆をしました。

変わり塗りした部分が良い色が出ているので、普通に拭き漆をしてしまうと色がくすんでしまうため、拭き漆をするかどうか悩んだのですが、貝を貼っていることもあり、艶が出るように拭き漆をしてみました。

とはいえ、出来るだけ、出来るだけ生上味を残さないように、拭き取ったつもりでいたのですが…

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変わり塗りの部分は、予想通りというか思ったより黒くならなかったのですが、穂先の緑の部分がイマイチになってしまいました。

写真はグラスを継いでいるところで、上の部分に刷毛目っぽいものが見えると思いますが、ここに生上味が残ってしまって、筋のようになってしまっています。(うまく撮れていなくてすみません)

原因として思い当たる節はあります。実は、室から出したときにまだ乾いていなかったのです。
胴は完全に乾いているのですが、穂先の緑の部分だけはだめ。ということは、これは生上味を塗ってはいけないパターンな気がします。

ということで、片脳油をつけて、拭き漆した部分を拭ってみましたが、刷毛目に入ってしまった部分だけはどうやっても取れなくて、筋のようなあとがついてしまいました。

そのうち、色は抜けてくれると信じていますが、ちょっとイマイチです。

今回の教訓を生かして、変わり塗りしたところと、穂先は二回目、三回目の拭き漆をしないようにすることにします。

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